胃の不調を改善するおすすめのツボ4選

セルフケアに使えるツボ

現代の忙しい生活の中で、胃の不調を感じる人は少なくありません。ストレスや不規則な食生活、食べ過ぎや飲み過ぎが原因で胃痛や胃もたれ、さらには食欲不振に悩むこともあります。

そんな時、東洋医学で推奨される「ツボ押し」が手軽で効果的なケア方法として注目されています。

今回は、胃の不調を緩和する4つのおすすめツボ、「太白(たいはく)」「中脘(ちゅうかん)」「足三里(あしさんり)」「胃兪(いゆ)」を、その主な効果や位置、そして押し方とともにご紹介します。

1. 太白(たいはく)

太白は、消化器系の不調全般に効果があるとされるツボで、特に食欲不振や胃もたれの緩和に役立ちます。また、体全体のエネルギーバランスを整え、疲労回復効果も期待できます。

太白の位置・押し方

太白は足の親指の付け根、足の内側の側面に位置しています。親指の指先から側面をたどっていったときにぶつかる骨のでっぱりを超えたところにあるくぼみです。

手の親指をツボに当てて、足の指先に向かって円を描くように押します。痛気持ちいい程度の力加減で片足1~2分くらい押すと良いでしょう。

2. 中脘(ちゅうかん)

中脘は胃の不調全般に効果的なツボです。胃痛や胃もたれだけでなく、消化不良やストレスによる不調にも対応します。

中脘の位置・押し方

中脘は、おへそとみぞおちを結んだ線の中間点に位置しています。おへそから指を4本そろえて当てたところにあたります。

人差し指と中指を中脘にあて、息を吐きながら5秒程度軽く押して、息を吸いながらゆっくり離すという刺激を5回程度繰り返しましょう。

3. 足三里(あしさんり)

足三里は、胃の機能を改善し、消化を助ける効果が期待できるツボです。また、免疫力向上や疲労回復、全身の健康維持にも役立ちます。

足三里の位置・押し方

足三里は、ひざのお皿の下縁から外側に少しずれたところにあるくぼみから指4本分下(人差し指~小指4本分の幅)にあります。

指先で軽く押しながら、円を描くようにマッサージします。毎日1~2分程度、左右の足それぞれに行うと効果的です。

4. 胃兪(いゆ)

胃兪は、胃の調子を整える代表的なツボです。胃の不調だけでなく、背中のコリやストレスにも効果的とされています。

胃兪の位置・押し方

両手を垂らしたときに肘の先端を左右で結ぶ線上に第12胸椎という背骨があります。その背骨のすぐ下のくぼみから外に指2本分離れた所に胃兪があります。

手の親指で1~2分程度グリグリ押します。手が届きにくい場合は、仰向けに寝転がり、テニスボールなどを使い、圧痛を感じるところに圧をかけるやり方もおすすめです。

まとめ

胃の不調は生活の質に大きな影響を及ぼしますが、今回ご紹介した4つのツボを日常的に活用することで、自然な形で症状を和らげることができます。

ただし、症状が重い場合や長引く場合は、必ず専門医に相談してください。

手軽にできるツボ押しを取り入れて、健やかな毎日を目指しましょう!

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